川越氷川神社の玉垣を見てきました

一昨年の後半頃でしたか

氷川神社新規玉垣材の《小タタキ・ビシャン加工》の仕事を受け、取り付け工事が済んだら一度見に行こうと思っておりましたが、中々その機会が無くそのままになってました。

 

先日、所要にて埼玉県入間市に行く事となりましたので、帰りに川越に立ち寄り、玉垣を見て来る事が出来ました。

 

 

 

 

いや〜見事ですね!

 

 

赤く塗った部分が私の手掛けた部材になります。

 

(この他にもビシャン加工の部材も多数ありました。)

2022年08月の記事 | 大田原にある精工石材店のブログ (e-sekizai.jp)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やはり国産の材料で日本人の手仕事による物はいいですね。

 

一部分ではありますが、自分の仕事がこの地に残る。

嬉しく、素晴らしい事と感じます。

お稲荷様の祠を新しく作り変えました

自宅でお祀りしているお稲荷様の祠を作り変えました。

 

こちらがこれまでの祠

小さく簡単な作りの物でした。

 

 

今回新たに頂いたお札が少し大きく、これではお稲荷様が窮屈かな?と思い

作り変えを思いたったわけですが、

せっかくならこれまでの物より(少しは)立派な物にと設計しました。

 

 

材料は福島県の《都石》

供物台は芦野石で作りました。

久しぶりに《小タタキ仕上げ》の仕事を頂きました

久しぶりに芦野石製品の《小タタキ仕上げ》の仕事を頂きました。

 

 

 

 

写真は親柱になりますが、叩く面が長いので

前回作った角度を付けた柄の《両刃》

とても調子が良いです。

 

 

 

石彫刻物の修復

昨年末、某神社様より

お祀りしている【伏見稲荷】の《狐》と、【三峯神社】の《狼》の欠損個所修復のご相談を頂きました。

 

狐は対で耳3ヶ所、狼は口を開けている方の上あごが欠損しております。

彫刻物の修復は手掛けた事がありませんし、彫刻そのものが不慣れ、うまく出来るか不安もありましたが引き受ける事にいたしました。

 

狐(一体)は過去に大きく損傷し、セメントで組み付けてある状態、下手をするとバラバラになりかねませんので工場への運び入れは断念、耳を大まかに作成して現場で調整しながら取り付ける事にし、狼のみ工場に持ち帰り作業を行う事にいたします。

 

年が明けて15日、狼を作業場へ搬入。

 

 

( ちょっと怖っ (^^;) )

 

 

材料は《芦野石》

もう片方の狼を手本に作成、取り付けました。

 

 

 

 

中々上手くできたのではないでしょうか  (?)

 

狐の耳も仕上がりましたので、

 

天気の良い日に取り付けます。

 

『石材加工・技能講習会』in岡崎

1月13日の土曜日

私の修行先である、愛知県岡崎市の株式会社犬塚石材本店企画、

『石材加工・技能講習会』が開催されました。

 

同社では、これまで139名の若手石工を育成しており、《技能五輪国際大会優勝者3名》、《同・全国大会優勝者多数》、そして近年では《技能グランプリ金賞受賞者3名(私含む)》がおります。

 

今回、そのの3名を講師として、全国から受講希望者を募集(定員20名)し、レベルに応じた課題を作成しながら講師から指導を受けてスキルアップを目指すという物。

今回、北は秋田県、南は長崎県から、15名の若者が集まりました。

 

 

(懐かしい作業場です。三十数年前、ここで技術を学びました。)

 

 

講習時間は休憩をはさみながらの9:00〜16:00、短い時間でしたが皆さん熱心に、手を休める事無く作業に打ち込んでました。

こうゆう姿を見せられると指導する側も熱くなりますね。

 

私としても、同じく講師を務めた高須さん、谷本君の技を見る事が出来ましたし、

何よりも、《技能士の資格を取りたい!》・《グランプリで勝ちたい!》そんな熱い志を持つ皆さんと交流が持てた事、とても楽しく有意義な時間を過ごせました。

 

企画担当からは「また来年も企画します。」との事。

楽しみにしてますよ。

 

 

 

久しぶりの《道具焼き》

本日は『勤労感謝の日』で祝日。

のんびりとすごそうと思っておりましたが

あまりのんびりし過ぎるのもかえって疲れるものです。

 

先日の《墓じまい》仕事の際、下手な使い方をしたせいか、【せっとう】(ノミを打つかな鎚)の角をつぶしてしまい、

(いつか直さなければ)

と思っておりました。

 

暇の暇つぶしに思い立って、午後からせっとうを直す事にしました。

 

直す方法は【鍛冶仕事】

道具に熱を加えて叩いて直します。

 

 

つぶしてしまった部分を整形して、ノミを打つ面(我々は鏡と言います)に《焼き》を入れるわけですが、正直な処《焼き入れ》の仕方がいまいち・・・

焼きが甘いとノミに負けてつぶれてしまいますし、深く焼きを入れ過ぎてしまうと鏡の面が割れてしまうんです。

 

はたして今回の焼き入れは如何に !

現場最終日

四日間通ったこちらの現場も本日が最終日。

拝石の設置・目地の後処理、周辺の後片付けを済ませて終了となります。

天候にも恵まれ、思いのほか順調に作業が進んだ事に感謝です。

 

昨夜、お客様にその旨をお伝えしたところ

”明日、現地確認のうえ引き渡しをお願いできますか。”との事。

本日、穏やかな秋晴れのもと、無事に引き渡しとなりました。

 

 

お墓をご覧になられたお客様からは

「これで一安心です。 大変な現場でご苦労様でした。」

と、嬉しい労いのお言葉をいただきました。

こちらとしても良い経験・良い勉強となりました。

ありがとうございました。

 

近々、また難儀な場所での墓じまいの仕事が入ってます。

今回の経験を生かしてスムーズに作業を行いたいと思います。

 

 

追記

この度の石碑には《やさとみかげ》を使用いたしました。

現場四日目

現場四日目です。

本日は午後から天気がくずれるとの予報が出ておりました。

何とか《棹石》を乗せるところまで行きたいと、少々早めに現場入りです。

 

《中台》部分の取り付けから。

通常この地域ですと中台は一つ石、もしくは二つ合わせとなりますが、今回は搬入の都合上、部材は極力コンパクトにする必要がありましたので《パッカー式》を採用しました。

 

 

いよいよ《上台・棹石》の搬入です!

先ず《上台・棹石》をチルホールにて墓地入口の階段上に引き上げ、再びチルホールを頂上に設置し直し、

順番に引き上げて取り付けます。

 

上台取り付けが決まりました。

納骨の際はここからお骨を納めます。

 

続いて棹石

 

上台・棹石の取り付けは《チェーンブロック》を使用。

 

無事に棹石までの取り付けが完了しました。

 

予報では午後から天気がくずれるとの事でしたが、くずれるどころか好天が続き良かったです。

明日、拝石の取り付けと目地仕上げ、周りの片付け・清掃が済めば作業完了となります。

 

 

現場三日目

現場三日目

本日は《土止め石》の上石取り付けからです。

助っ人のK君宜しくです!

 

土止め石は《芦野石》、御影石に比べるとそれ程重くありませんので、ロープを掛けて上から引っ張り、下から押しで何とか運び込む事ができました。

 

午前中で

《土止め石》と《納骨堂》の取り付けが完了しました。

 

 

続いていよいよ御影石の《芝台》の運び込みです。

重いのは前後の部材、人力では無理ですので

ここで『チルホール』の登場 !

ウインチの様にワイヤーを巻き上げるのではなく、ワイヤーを噛み込んで引き上げます。

ハンドル操作一往復で引ける距離は12cm程度、地味に、着実に仕事をしてくれる奴です。

 

 

本日は《芝台》の取り付けまでで終了。

上台・棹石の搬入までは行きませんでしたが、何とか予定とおり作業が進みました。

現場二日目

二日目です。

本日は、引き続き資材の搬入から《土止め石》の下石の取り付けまで行う予定です。

 

10時頃には資材搬入が終了し、先ずは現場の地盤整備。

敷地内の地盤を深さ30cm程掘り起こし、邪魔になる木の根を取り除きます。

 

続いて《土止め石》の基礎となる《栗石》を付き込みます。

 

コンクリートにて下石を据え付けました。

 

 

明日は《土止め石》の上石、石碑の《納骨堂》及び《芝台》の取り付け、

出来れば《上台・棹石》の搬入まで行いたいと思うのですが・・・

 

結構足にきてます・・・