氷川神社新規玉垣材の《小タタキ・ビシャン加工》の仕事を受け、取り付け工事が済んだら一度見に行こうと思っておりましたが、中々その機会が無くそのままになってました。
先日、所要にて埼玉県入間市に行く事となりましたので、帰りに川越に立ち寄り、玉垣を見て来る事が出来ました。
いや〜見事ですね!
赤く塗った部分が私の手掛けた部材になります。
(この他にもビシャン加工の部材も多数ありました。)
2022年08月の記事 | 大田原にある精工石材店のブログ (e-sekizai.jp)
やはり国産の材料で日本人の手仕事による物はいいですね。
一部分ではありますが、自分の仕事がこの地に残る。
嬉しく、素晴らしい事と感じます。
]]>本日『閉会式』が行われ、4日間の大会が閉幕いたしました。
今大会は開催地が北九州市と遠方となった為、現地に行く事が出来ず、自宅パソコンにてライブ配信にて応援させていただきました。
今回の配信は、競技スタートから終了までの全ての時間帯が視聴可能 !
全ての選手がまんべんなく映し出され、画質も良好 !
画面越しとはいえ皆さんの熱戦が伝わり、楽しく見させていただきました。
さて、石工職種の成績結果ですが、
金賞は兵庫県の中島雄大選手が受賞しました。
おめでとうございます !。
その他、銀賞・銅賞・敢闘賞を受賞の皆さんも、ほとんどがお顔を見知った方々
誠におめでとうございます 。
又、惜しくも入賞を逃した選手の皆さんもお疲れ様でした。
全選手の皆さん、素晴らしい競技を見させていただきありがとうございました。。
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こちらがこれまでの祠
小さく簡単な作りの物でした。
今回新たに頂いたお札が少し大きく、これではお稲荷様が窮屈かな?と思い
作り変えを思いたったわけですが、
せっかくならこれまでの物より(少しは)立派な物にと設計しました。
材料は福島県の《都石》
供物台は芦野石で作りました。
]]>『第32回技能グランプリ』が開催されます。
《石工職種》の競技は24日の6時間と25日の2時間、計8時間。
課題は前回と変更無し、材料も同じく中硬石の《江持石》です。
出場者は15名
内には1月の技能講習に参加された方々もおります。
是非にも応援に行きたかったのですが・・・
さいわいネットで各職種の競技がライブ配信がされますので、そちらにて応援させていただきます。
皆さん日本一を目指して頑張ってください !
ライブ配信はこちらからご覧いただけます。
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写真は親柱になりますが、叩く面が長いので
前回作った角度を付けた柄の《両刃》
とても調子が良いです。
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お祀りしている【伏見稲荷】の《狐》と、【三峯神社】の《狼》の欠損個所修復のご相談を頂きました。
狐は対で耳3ヶ所、狼は口を開けている方の上あごが欠損しております。
彫刻物の修復は手掛けた事がありませんし、彫刻そのものが不慣れ、うまく出来るか不安もありましたが引き受ける事にいたしました。
狐(一体)は過去に大きく損傷し、セメントで組み付けてある状態、下手をするとバラバラになりかねませんので工場への運び入れは断念、耳を大まかに作成して現場で調整しながら取り付ける事にし、狼のみ工場に持ち帰り作業を行う事にいたします。
年が明けて15日、狼を作業場へ搬入。
( ちょっと怖っ (^^;) )
材料は《芦野石》
もう片方の狼を手本に作成、取り付けました。
中々上手くできたのではないでしょうか (?)
狐の耳も仕上がりましたので、
天気の良い日に取り付けます。
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私の修行先である、愛知県岡崎市の株式会社犬塚石材本店企画、
『石材加工・技能講習会』が開催されました。
同社では、これまで139名の若手石工を育成しており、《技能五輪国際大会優勝者3名》、《同・全国大会優勝者多数》、そして近年では《技能グランプリ金賞受賞者3名(私含む)》がおります。
今回、そのの3名を講師として、全国から受講希望者を募集(定員20名)し、レベルに応じた課題を作成しながら講師から指導を受けてスキルアップを目指すという物。
今回、北は秋田県、南は長崎県から、15名の若者が集まりました。
(懐かしい作業場です。三十数年前、ここで技術を学びました。)
講習時間は休憩をはさみながらの9:00〜16:00、短い時間でしたが皆さん熱心に、手を休める事無く作業に打ち込んでました。
こうゆう姿を見せられると指導する側も熱くなりますね。
私としても、同じく講師を務めた高須さん、谷本君の技を見る事が出来ましたし、
何よりも、《技能士の資格を取りたい!》・《グランプリで勝ちたい!》そんな熱い志を持つ皆さんと交流が持てた事、とても楽しく有意義な時間を過ごせました。
企画担当からは「また来年も企画します。」との事。
楽しみにしてますよ。
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新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
有限会社 精工石材店
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のんびりとすごそうと思っておりましたが
あまりのんびりし過ぎるのもかえって疲れるものです。
先日の《墓じまい》仕事の際、下手な使い方をしたせいか、【せっとう】(ノミを打つかな鎚)の角をつぶしてしまい、
(いつか直さなければ)
と思っておりました。
暇の暇つぶしに思い立って、午後からせっとうを直す事にしました。
直す方法は【鍛冶仕事】
道具に熱を加えて叩いて直します。
つぶしてしまった部分を整形して、ノミを打つ面(我々は鏡と言います)に《焼き》を入れるわけですが、正直な処《焼き入れ》の仕方がいまいち・・・
焼きが甘いとノミに負けてつぶれてしまいますし、深く焼きを入れ過ぎてしまうと鏡の面が割れてしまうんです。
はたして今回の焼き入れは如何に !
]]>拝石の設置・目地の後処理、周辺の後片付けを済ませて終了となります。
天候にも恵まれ、思いのほか順調に作業が進んだ事に感謝です。
昨夜、お客様にその旨をお伝えしたところ
”明日、現地確認のうえ引き渡しをお願いできますか。”との事。
本日、穏やかな秋晴れのもと、無事に引き渡しとなりました。
お墓をご覧になられたお客様からは
「これで一安心です。 大変な現場でご苦労様でした。」
と、嬉しい労いのお言葉をいただきました。
こちらとしても良い経験・良い勉強となりました。
ありがとうございました。
近々、また難儀な場所での墓じまいの仕事が入ってます。
今回の経験を生かしてスムーズに作業を行いたいと思います。
追記
この度の石碑には《やさとみかげ》を使用いたしました。
]]>本日は午後から天気がくずれるとの予報が出ておりました。
何とか《棹石》を乗せるところまで行きたいと、少々早めに現場入りです。
《中台》部分の取り付けから。
通常この地域ですと中台は一つ石、もしくは二つ合わせとなりますが、今回は搬入の都合上、部材は極力コンパクトにする必要がありましたので《パッカー式》を採用しました。
いよいよ《上台・棹石》の搬入です!
先ず《上台・棹石》をチルホールにて墓地入口の階段上に引き上げ、再びチルホールを頂上に設置し直し、
順番に引き上げて取り付けます。
上台取り付けが決まりました。
納骨の際はここからお骨を納めます。
続いて棹石
上台・棹石の取り付けは《チェーンブロック》を使用。
無事に棹石までの取り付けが完了しました。
予報では午後から天気がくずれるとの事でしたが、くずれるどころか好天が続き良かったです。
明日、拝石の取り付けと目地仕上げ、周りの片付け・清掃が済めば作業完了となります。
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本日は《土止め石》の上石取り付けからです。
助っ人のK君宜しくです!
土止め石は《芦野石》、御影石に比べるとそれ程重くありませんので、ロープを掛けて上から引っ張り、下から押しで何とか運び込む事ができました。
午前中で
《土止め石》と《納骨堂》の取り付けが完了しました。
続いていよいよ御影石の《芝台》の運び込みです。
重いのは前後の部材、人力では無理ですので
ここで『チルホール』の登場 !
ウインチの様にワイヤーを巻き上げるのではなく、ワイヤーを噛み込んで引き上げます。
ハンドル操作一往復で引ける距離は12cm程度、地味に、着実に仕事をしてくれる奴です。
本日は《芝台》の取り付けまでで終了。
上台・棹石の搬入までは行きませんでしたが、何とか予定とおり作業が進みました。
]]>本日は、引き続き資材の搬入から《土止め石》の下石の取り付けまで行う予定です。
10時頃には資材搬入が終了し、先ずは現場の地盤整備。
敷地内の地盤を深さ30cm程掘り起こし、邪魔になる木の根を取り除きます。
続いて《土止め石》の基礎となる《栗石》を付き込みます。
コンクリートにて下石を据え付けました。
明日は《土止め石》の上石、石碑の《納骨堂》及び《芝台》の取り付け、
出来れば《上台・棹石》の搬入まで行いたいと思うのですが・・・
結構足にきてます・・・
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恐らくこれまでに経験した事が無いであろうと思える
難しい現場に入りました。
現場は車で40〜50分の所にあります。
墓地の入口はこの階段のみ
入口階段を上がると一段目の墓地に出ます。
さらにその奥左手の階段を上がり
上がりきった右手、ここに石碑を建立します。
それぞれの階段は4〜6m、斜度は30°を超えておりますので機械の搬入は無理。
全て人力での作業になります。
到底1人では話になりませんので助っ人を頼んだのですが、今日・明日は(当人の)仕事が入っているとの事。
仕方なく、妻にサポートを頼んで(ここが一番の難所か?)の現場入りです。
先ずは道板の設置
機械での資材搬入は出来ませんので、それなりに搬入する為の道板を設置します。
後はひたすらに材料を一つ一つ転がして運びます。(;'∀')💦
極力部材は小さく設計しましたが、
私も今年56才、正直
キビシイ〜 !
とりあえず棹石と上台を除く部材の搬入が終わりました。
予定どおり!
頑張りました! (;^_^A
(棹石と上台は人力では無理ですので後日別な方法で)
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早くも今年もあと3カ月となり、今年の『やさとの会』も来月の集まりが最後。
来月は都合で欠席しますので、私としては今回が令和5年度最後の会となりました。
この日は小雨交じりのあいにくの天気。
加波山には低い雲・靄がかかり、いかにも《神々の宿る山》
そんな風景です。
こちらは7月5日の丁場の様子ですが
この3カ月でかなり採掘が進んでいるのがわかります。
石も良い目の物が採れているようです。
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久しぶりに皆でドライブでもと、昨日那須へ行ってまいりました。
長女の希望で
《アジアンオールドバザール》(アジア各国の輸入雑貨などを販売している)に立ち寄った際
娘達が買い物している間に妻が
「隣のお店で何か飲む?」と。
外のメニューを見ると冷たいものばかり、
この日はあいにくの曇り空でしたので暖かいものが飲みたい。
と、レジの前に貼ってあるチラシが目につきました。
(おっ、ホットがあるじゃないか!)
(ルアックコーヒー ? )
これでいいやと注文しテーブルへ
待っている間にテーブル上に同じチラシがあったので、改めて読んでみると
『びっくり ! フン(糞)から採れる超貴重なコーヒー ! 』
『インドネシア生息の《ジャコウネコ》の糞から採れる未消化のコーヒ豆を使った大変希少価値の高いコーヒーです。』
との事。
一瞬・・・
まっ、当然綺麗に洗ってあるとの事ですし、
都内では一杯¥5,000で提供されている所もあるとか。
運ばれてきたものを見ると普通にコーヒー、
香り良く、(もちろんコーヒーの香りです)
口に含んだ瞬間は味のうすい感じもしますが飲み込んだ後にコクのある苦味が口の中に広がります。
少々お高いですが希少なコーヒー
機会がございましたら皆さんもどうぞ。
]]>まったく子供達が来ないという、予想外の展開でした。
通りを見ていても子連れの家族が少なかったですね。
本部からは近隣の小学校への周知は行ったとの事でしたが、
来てくれた子供達に聞くと
「学校からは何もきいてなかった。」
との事。
・・・?
(県内のコロナ感染者数が増えてきている様ですのでその対策の為か?)
たまたま同日・近隣の会場にて【大道芸人さんのイベント】が開催されていましたので、
それを見に来たご家族が、その途中・帰りに技能展を見かけて立ち寄ってくれた、そんな感じでしたが
それでも10人の子供達が【勾玉つくり】を楽しんでくれました。
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コロナ禍により中止・延期されていました『栃木県技能展』ですが
本年は9月に、4年ぶりに開催されます。
今回は1日のみの開催となりますが、栃木県石工技能士会も《勾玉つくり体験》で参加いたします。
受付は午前9:45からで、受け付け順に整理券をお配りします。
(状況により早まる場合があります。)
《勾玉つくり体験》は結構人気で午前中には受付終了となる可能性もあります。
ご希望の方は早めにご来場いただき、早めの受付(予約)をお勧めします。
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車にぶつけられたそうで
石積み壁の下部三本が破損、その衝撃で至る個所の角欠けがあり、又、破損部分のみ新規材では見栄えが悪いとの事で、全て新規材にての積み直しとなりました。
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修行先である《株式会社犬塚石材本店》の『第13回親和会総会(同窓会)』が開催され、
出席する為4年ぶりの岡崎へ行ってまいりました。
【岡崎】といえば、現在NHK大河ドラマ『どうする家康』の主人公、徳川家康の生誕の地。
先ずは、岡崎城址公園を訪れると物凄い賑わいをみせてました。
通常は松平から徳川までの歴史・資料が展示されている【三河武士のやかた家康館】が、
現在は『どうする家康』関連の展示をメインとした【大河ドラマ館】に。
二の丸跡には(特設 ?)の売店が建てられていて、岡崎の名産品や家康グッズを買い求める人々でいっぱいです。
石材新聞の山口社長からは、
「 ドラマがスタートしてから岡崎は凄くもりあがってますよ ! 」
と聞いていましたが、本当、すっかり観光地化していますね。
(あ、以前から観光地でした。失礼・・・)
総会会場となるホテルに到着
先に集合したメンバーで、故 親方ご夫妻のお墓詣りに向かいます。
ホテルに戻り、総会は18時に開会。
現会員数115名の内、今回の出席は33名です。
議事もスムーズに進行し即(?)閉会。
(さあ いよいよですね )
引き続き第二部の懇親会、久しぶりの先輩や後輩との《話をつまみに》大いにアルコールが進みます。
2時間程で一次会が終了し二次会へ、
会場は会員お馴染みの『三福亭』
お店の外観、店内も少しも変っていません。
店を貸し切っての大宴会再び !
楽しい酒宴は延々と続きます。
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お客様は、お父様から受け継いだお稲荷様をとても大事にされている方で
雨屋を建て、とても丁重にお祀りされていました。
ただ、これまでは床コンクリートに直に建っていたため、もう少し高い位置にお祀りしたいと思われ、色々とネット検索されたところ、当ブログにたどり着き、過去の【稲荷台座施工】記事をご覧になられてご相談をいただく事となりました。
お稲荷様祠の台座施工 | 大田原にある精工石材店のブログ (e-sekizai.jp)
今回使用した材料は、庭先に積まれていたお客様所有の《亀山石》の塀材を使用しました。
《亀山石》は地元大田原の片田地区で採掘されていた石材で、サクサクしていて加工しやすく、火に強い為に塀や【竈】などに使われてていた様です。
(現在は採掘されていません。)
段数は一段、祠が少々大きいサイズでしたので、台座の奥行を深めに設計しました。
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左は《ノミ切り仕上げ》の雲龍石五輪塔、奥にあるのが《やさとみかげ》五輪塔。
三種の【やさと五輪塔】が並びました。
良い眺めです。
さて、今回の磨き雲龍五輪塔はいかがでしょうか ?
残り物の材料で造りましたので、加工・寸法の都合上、模様の流れの向きが統一出来ませんでしたが
この石材の持ち味、特徴が表現出来ていて中々良いと思います。
後は、人それぞれ個人の好みになりますね。
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今年2回目の『やさとの会』、参加してきました。
丁場に上がると【ワイヤーソー】での切り出し作業を行っているところでした。
切り出しに使うワイヤーです。
このダイヤモンドチップの付いたワイヤーを、岩盤に鍵の手に空けた穴に通し、本体(黄色の機械)が少しずつ下がりながらワイヤーにテンションをかけ、ワイヤーを回転させて引き切っていきます。
ジュルジュルジュルジュル・・・と音をたてながら
動画も撮ってきましたので後日アップしてみたいと思いますが、
今度は【発破】を掛ける処を見てみたいですね。
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数年前から、この様な模様の出ている(これまで使用されてこなかった)石材を活用する動きが増えてきている様ですね。
当社でも2年前に、流れ模様のある《やさとみかげ》、『やさと雲龍石』で叩き仕上げの五輪塔を造りましたが、今回この記事を目にし、残っていた雲龍石の材料を使って研磨仕上げの五輪塔を造ってみようと思い立ちました。
とりあえず芝台・拝石・地輪を仕上げてみましたが、いかがでしょうか?
うっすらと青みがかった石肌に、グラデーションの模様の浮き出た石目、なんなく良い感じではないでしょうか?
(芝台・拝石の流れは横に出したかったのですが、寸法の都合で縦に・・・残念)
現在事務所に展示していますが
目にしたお客様からも "この石は何ですか?" "本物の石ですか?" "綺麗な石ですね" と受けは良いようです。
さて、この後全ての部材が完成したらどんな表情を見せてくれるのか?
楽しみです。
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地輪巾9寸、使用石材は《やさとみかげ》です。
数年前・昨年と納骨の御依頼を受けたお客様のお墓になりますが、こちらのお墓には納骨堂がありませんでした。
雛壇の内部は《盛土》、お骨は雛壇の中に埋葬する造りの様で、数年前の納骨の際は左側の石碑の横に埋葬したと記憶しております。
本来、"お骨は直接土内に埋葬するのが理想"と聞いておりますが、後々の事を考えるとこのお墓の場合少々無理がある様に思います。
この度、お客様からもその点を含め、"どうしたらいいのか ? " と相談をいただき、色々と提案させていただいた結果、右側の空いている個所に納骨堂を造り五輪塔を建立することとなりました。
雛壇の奥行は2尺あまり、奥行に余裕がありませんので納骨口は台石に作り、香炉・花立石が《蓋》になります。
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昨日完成しました。
石碑は『やさとみかげ』、
外柵は中国材の『湖南623』と言う最近使用している石材です。
この『湖南623』、前回使用した時は石目がぼやけた感じで ? な印象を受けましたが、今回は良かったですね!
目がはっきりしていて、少々荒目ですがなんとなく『やさとみかげ』に似ています。
並べて比べなければ『やさとみかげ』と間違えてもおかしくない位です。
今回の外柵ですが左右を非対称としました。
当初の設計は、低めの一段で設計しました。
お客様にイメージ図面を確認していただいたところ、 "隣りと後ろのお墓の汚れが気になりますね" との事。
よって、左側と後ろは羽目石付きの二段に、その分石碑も一段高くし、右側はお墓が無いのであえて低くし、開放感を付けて見ました。
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暖かくなりました。
しかし
この時期のくせ者と言えば《花粉症》!
私もいよいよデビューしてしまったのか?
ここ数日間鼻水が止まりません。
以前から
春・秋の寒暖差の有るこの時期には体調を崩し、2〜3日程鼻水に苦戦する事はあったのですが、今回はちょっと長い・・・
まさか・・・?
現在、BOXティッシュを抱えながらの厳しい現場仕事
進行中です。
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今年最初の『やさとの会』及び少々遅れての新年会。
参加してまいりました。
15日AM10:30頃の加波山。
空気は冷たいものの、見事な晴天です。
先ずは
丁場の下にある、石原石材さんの神社《石原神社》にて、山仕事の安全祈願、石を採らせていただいている事への感謝の気持ちも込めてお参りします。
現在の丁場
結構な大物が採れているようですね。
石目も良さそうです。
黒い蜘蛛の巣状に見えるのは《発破》をかけた跡ですね。
さて、本来ですとこの後、事務所においてミーティングとなりますが、本日は先にも書きましたとおり新年会が控えております。
下山早々場所を水戸市に移してそれぞれ時間調整、17時開宴にて盛大に、楽しく愉快な時間が延々と続いて行きます。
内容については、触れると書き込みが大変になりそうなので割愛させていただきますが
ただ一言、
【日本石材工業新聞】の山口社長
貴方はやはり最強のエンターテイナーです! 👏👏👏
日付がかわりまして16日早朝。
本日も見事な晴天、清々しい(?)朝を迎えました。
この日は
注文しておりました洋型石碑を積み込む為、再び石原石材さん工場へ。
こちらの石碑は3月中旬開眼予定です。
]]>《やさとみかげ》の洋型石碑のお墓が完成いたしました。
お客様のご都合にてこの時期の工事になってしまったのですが
さすがに2月ともなれば一年で一番冷え込む時期
そこへこの寒波と降雪
雪の量はそれほど驚く程ではありませんでしたが、寒波続きで雪が中々解けず
北風も冷たく、厳しい作業になる事を覚悟しておりましたが
着工当日には雪も解け、この霊園においては無風状態、太陽さえ出ていれば割と暖かく
防寒着を着ていると暑いくらいで助かりました。
完成報告にお客様に写真をお見せしたところ
『想像していた以上に良いお墓ですね。』
と
嬉しいお言葉をいただきました。
]]>昨日建立いたしました。
今回のノミ切り仕上げ五輪塔、私にとって初めてお客様の注文にて造った記念すべきものになります。
この様な石塔を手掛けている石工さん達は、手掛けた石塔を手放す際に、よくこの様に表現されている様です。
「娘を嫁がせる思いだ。」
と。
ほんと、その通りですね。
そんな思いのこもる五輪塔
まだまだ愚作ではありますが、数十年・数百年・数千年と、この地に建ち続ける事を願います。
]]>
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
]]>
本年も当ブログをご覧いただきましてありがとうございました。
今年は
《雲龍石五輪塔 (ノミ切り仕上げ) 》加工で始まり、江持石燈籠・やさとみかげ石塔 (研磨仕上げ) の加工。
白河石の外構部材加工に現在進行中の《やさとみかげ五輪塔 (ノミ切り仕上げ) 》。
多くの製品加工を手掛ける事ができた年となりました。
来年も《やさとみかげ五輪塔 》加工で始まり、すでに五輪塔作製などの仕事も決まっており、幸先の良い年となりそうです。
皆様にとっても令和五年が良い年でありますように。
よいお年をお迎えください。
]]>
先ずは額の掘り下げです。
昨日は施主様が作業場においでになり、作業状況をご覧になられました。
先に仕上がった五輪塔本体の写真は見て頂いておりましたが、実際に現物をご覧になられて、その大きさに驚かれ、仕上がり具合になっとく・安心された様子でした。
『特に急がないよ。」
との事ですが、ここまで来れば完成までもう一息。
なんとか年明け、一月中旬頃には建立できるのでは ?
と予定しています。
]]>
五輪塔の本体が完成しました。
早速次は《蓮華台》の加工に
と行きたいのですが、まだ材料の石が手元にありません。
先日、山から「石の用意が出来ている」との連絡を頂きましたので
別途要件の都合もあり、今週中に引き取りに行く予定です。
それまでは《拝石》・《香炉》を加工を進めます。
]]>現在、地輪・水輪・火輪・風空輪の姿が完成し、《梵字の薬研彫り》にはいっているところです。
この《やさとみかげ》
叩いて見ると昨年手掛けた《やさと雲龍石》に比べてやや硬め、粘りの有る石に感じます。
その硬さ・粘りゆえに角持ちが良く、叩き加工のしやすい良質な石ですね。
この半月程は仕事が実に楽しく、夢中になって作業をしています。
帰宅後は心地よい疲労感にひたりながら薄めの焼酎お湯割りをグイッ!と
石屋やってるな〜!
そんな毎日です。
]]>
天候やタイミングの都合で空き時間ができます。
その空き時間を使って《ノミ切り》五輪塔の作製に入りました。
蓮華台の石がまだ入らないので、《地輪》の加工から取り掛かります。
一年ぶりのノミ切り五輪塔 !
気合いが入ります !
]]>
今回の《笠石》を持って概ね終了となりました。
今回の部材は
埼玉県川越市の氷川神社の外構の部材との事ですが、
この半年間、これ程まとまった数の白河石を加工したのはおそらく初めて、
改めて道具の打ち方、管理等色々と学び直す良い機会となりました。
赤印が私が手掛けた部材になります。
この他にも
羽目石20枚(ビシャン)・小柱33本(小タタキ)・親柱5本(小タタキ)を叩きましたので1/3位は手掛けたのではないでしょうか?
年内には施工工事が終了する予定との事ですので、今年の暮れ、もしくは年明けにでも一度見に行こうと思います。
]]>
今年最後の『やさとの会』に参加してきました。
昨年6月に発足しました『やさとの会』、
今回で約1年と半年が過ぎ、参加者の顔ぶれも徐々に増えてきています。
それぞれ遠方からの方が多く、それぞれの都合により月々の参加はまちまちですが
(私も今年の5・6・7月は参加出来ませんでした。)
それでも、あちらこちらの方々と御縁のできる有意義な会となっております。
今年最後となるこの日はあいにくの天気にて加波山の秋景色はお預けです。
この1年で《丁場》の様子もかなり変わりました。
今年3月の丁場です。
こちらが昨日の丁場
石原社長の話しでは、この間にも様々なご苦労もあったとの事、そのご苦労の基に我々の仕事が成り立っている。山の職人さんには只々感謝です。
そしてこの日
注文していた、《やさとみかげ》の材料の準備が出来ているとの事でしたので
引き取らせていただきました。
蓮華台は現在切削中です。
これで今回は何を造るのかと申しますと《ノミ切り仕上げの五輪塔》
《地輪》巾が尺2寸 と大物
しかも 今回はお客様からの注文の品になります !
ありがとうございます。
加工に入るのはもう少し先、12月になるでしょうか?
それまでに今受注の仕事を済まさなければ (;^_^A アセアセ・・・
]]>
《やさとみかげ》にて造った洋型石碑と墓誌のお墓が完成いたしました。
これまでの既存墓地は山の中腹程にありましたが、東日本の震災にて法面の一部が崩れ、修復困難な為にこれまでそのままの状態でした。
近年、平地に新区画が完成しましたのでこの度の新規墓地建立となりました。
石碑正面の書は施主様直筆の『和』の文字。
この後、既存の墓地の解体・撤去の作業に入ります。
(クレーン等の機械の入らない個所なので・・・(;^_^A アセアセ・・・)
]]>
東京都千代田区の『アルカディア市ヶ谷』3階《富士》において
第40回全国技能士大会が開催され、私も栃木県石工技能士会会長として出席してまいりました。
今大会はコロナ禍により3年ぶりの開催となり
(この様な華やかな場は久しぶりです)
第一部(式典の部)功労者表彰の場にて、我が《栃木県石工技能士会》が全国技能士会連合会会長賞を頂きました。
又、この大会には修行先の先輩Tさん(静岡)も出席されており、久しぶりの(4年ぶり)再会となりました。
]]>
群馬県沼田市の迦葉山 龍華院 弥勒護国禅寺へ行って来ました。
前回の参拝は二女の高校受験合格祈願でしたが、その後御礼参りにも参れず五年ぶりの参拝となってしまいました。
天候にも恵まれた秋晴れの中、まずは二女の高校受験合格の御礼参り、
その後、たまたま長女も帰郷しておりましたので、来春新社会人となる二女と共に色々な意味での《心願成就》の御祈祷を受けてまいりました。
次の参拝は何時来れるかはわかりませんが、来年の今時期、また家族揃って御礼参拝が出来ればと思います。
ちなみに、令和7年には10年に一度の御本尊御開帳があります。
この御開帳にも是非お参りさせていただきたいものです。
]]>
下が作りなおした柄です。
使用した感じとしては悪くありません。
さすがにこの長さには慣れが必要かと思いますが
作業はやりやすくなりました。
《タタキ》の角度を付け過ぎた感もありますが
もう少し様子を見ながら微調整を加えて行きます。
先ずは大成功 !
]]>今回からは《小タタキ》の作業になります。
長さ1m40cm、巾38cm、厚み20cmの大物です。天端と側面(長い方)の3面を叩きます。
(今回は3本)
《小タタキ》作業にはこの様な道具を使います。
左は《両刃》右は《片刃》と言います。
当初は《片刃》を使うつもりでしたが、叩いてみると叩き目がうまくのりません。
2・3回叩ければ良いのですが、「1回叩きでお願いします。」との指示が出ています。
ならばと《両刃》で叩いてみたところ、刃巾が狭いためか食いつきが良い為《両刃》を使う事にしました。
通常《両刃》には刃に対して直角に《柄》が付いています。
これまでの叩き仕事であれば問題無かったのですが、今回の叩き面は38cmと広い面があります。手前20数センチ位まではよいのですが、奥に行くと柄の元を持つ左手拳が石面に当たってしまいうまく叩けなくなります。
これでは仕事になりませんので、早速この作業に適した柄に作り替えます。
道具に柄を取り付けた時点で刃に適当な角度が付く状態にします。
左手があたる事が無くなりましたがもう少し刃の角度を取っても良いかもしれません、それから長さもあと3寸程欲しかったですね!
材料の木材を切らしてしまったので仲間に譲ってもらう手配をしました。
手に入ったらもう一度作り直しましょう。
]]>この処、暑さが和らいできた感じがします。
朝方はコオロギの鳴き声が聞こえる様になりましたし、ウォーキングの時は少し肌寒いくらいです。
日中汗をかいてもTシャツを着替える程でもなくなりました。
『暑さ寒さも彼岸まで』
猛暑の夏ももう少しの辛抱です。
]]>
この《刃ビシャン加工》も、50本ほど叩いたでしょうか?
まだまだ上手には叩けていませんが、いくらかは叩き目がそろってきたように思います。
続いて依頼を受けたのは
神社の外壁に使う部材らしく、かなり大きな仕事の様です。
「部材を全部仕上げるのに2カ月以上はかかりそうなので、精工さんにも手伝ってもらえませんか?」
との事でした。
今回は張り石の四隅に、ビシャンにて30×20(mm)のR加工を行います。
サイズによってペースが異なりますが、3尺×1尺物ですとだいたい1日4枚仕上がるペースです。
特に気を使うのは四隅の《角出し》です。
ビシャンを打つ力加減・打つ角度によっては簡単にボロついてしまいます。
なかには一方に《矩場(かなば)》の切ってある物も
合口が勾配に切ってあるので曲がり角になるのかもしれません。
一日中ひたすらビシャン打ちを進めていると
?
こんな形のお菓子があったような・・・
そう! これですね
どうですか
そんな目で見ていると
美味しそうに見えてきませんか?
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その効果は・・・
2ヶ所の爆撃が確認されましたが、以前よりは被害が少ない様に感じます。
ま、《無いよりはまし》といったところでしょうか?
メーカーの説明では、
《枚数が多いほど目立ちやすくなり効果的です。》とあります。
ま、そうでしょうね。
2枚セットでしたのでもう1枚、反対側にも設置してみましょう。
]]>(以前からの事でしたが)
私も今年で55才、そろそろ本気で健康に気お付けねばと
まずは数回目の《禁煙》、そして毎朝《30分ウォーキング》を始めました。
《禁煙》は今年1月から、続いてます!
本格的なウォーキングは6月初旬から始めたので1ヶ月以上、(中ば2日程雨天の為休みましたが) 毎日続けてます。
ちなみにウォーキングと言えば《万歩計》
最近《万歩計アプリ》を導入して使っていますが結構楽しい物ですね。
この手のアプリにも色々な機能の物があると思いますが
今回のアプリは色々なチャレンジ項目があって、目標をクリアすると評価されるという物。
など
目標クリア・評価されたからと言って、何かご褒美があるわけではありませんが
『毎日歩くことが楽しくなる』
その事が大事なんでしょうね。
今朝も歩行距離2.75km 歩行時間34分 歩数4,109歩
楽しく歩きました。
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朝方は4時頃から電線に群れてガーガーギャーギャー!
夕方になると複数の群れが(縄張りの奪い合いでしょうか?)山でガーガーギャーギャー!
とにかくものすごい数です。
当然町中の電線の下、歩道はカラスの糞で物凄い有様!
とても歩ける状況じゃありません。
(写真を、と思いましたがあまりにもひどい絵なのでやめました。)
墓地なども墓石にとまってやらかすものですから・・・
掃除に行った際、周りの墓地を見まわすとあまりの惨状に気分が悪くなるくらいです。
何かカラスを追い払う方法はないかとネットを検索した処
色々な《カラス撃退グッズ》が出ているんですね〜
こんな物を購入してみました。
【カラスバスター】
14cm×14cm 2枚組で¥1,580-
早速ぶら下げてみました。
さて、その効果はいかに !
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今回は《刃ビシャン》による突き加工の依頼を受けましたので、こちらもご紹介させていただきます。
《刃ビシャン》
このような道具です。
道具の名称は地域によって違いがあるようで、私は《割り刃》と呼んでいます。
《割り刃》は主に中硬石の加工に使用します。
ノミ切り後のノミ山などの凸を削り、平にする為に使用しますが、今回の様に石面に化粧を施すのにも使用する事もあります。
ちなみに私の言う《刃ビシャン》はこちら
前回ご紹介しました《ビシャン》の刃が一列の物
主に硬石(御影石)に使用、ビシャンの打てない細部の加工などに使用します。
さて、今回の《刃ビシャン(割り刃)》の突き加工ですが、石面に写真の様な化粧を施します。
※これはあまり良い見本ではありませんね・・・ (;^_^A
石面の下方向から斜め45°の角度で手前に引きながら突いて行きます、しかも等間隔に突かなければ綺麗な仕上がりになりません。(ここが難しい !)
正直なところ私はこの加工の経験がほとんど無く、チョットやそっとの練習で何とかなる物ではありませんし、しかもやり直しが出来ませんので一発勝負 !
余程の熟練職人でないと成し得ない技です!
先方もその辺は重々承知されていて、
試しに突いたサンプルを見てもらった処
“とにかく今はこの様な加工仕事の出来る職人は少ないし、当社の職人でもここまで叩けない、是非精工さんにお願いします ! ”
そこまで頼まれては断れません。
私自身の技術向上の為にも引き受けさせていただきました。
この加工のポイントは突くリズムです。
(石材の置く高さ・姿勢にも関係有りますが)
あまり等間隔に突く事は意識せずにとにかくリズム良く突く。
刃を等間隔に突く事は体に覚え込ませるしかありません。
今回は墓地の外柵材ですので本数は多くないですが、なんとか仕上げてみました。
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【ビシャン】とは、ピラミッド型の刃が沢山ついた道具で、石面を叩いて平にする為に使用します。
始めに、仕上がり基準となる縁まわり《矩場(かなば)》を入れて、ビシャンを打つ面の角を《刃ビシャン》にてつぶします。
つぶした角を丸くならしながら面全体に《ビシャン》を打ちます。
この様に仕上げます。
これを大小23本、今月19日が納期です (;^_^A アセアセ・・・
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江持石(須賀川石)
高さ6尺
目地作業は間に合いませんでしたので
残った作業は後日となりますが、
今日・明日は別件の予定が入っている為作業にならず
(天気予報も雨マーク)
仕上がりは14日の午後とします。
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「子供の頃によく遊んでいた思いのある神社に、灯籠を寄進したいのだが造ってもらえないだろうか?」
との相談を受けました。
お客様のお考えとしては
現在、参道脇に数基の灯籠(型は不揃い)が建っているが、その景観・雰囲気を壊したくないので似通った灯籠にしたいとの事。
高さは六尺位、
そして「鈴木さんに造ってほしい。」
(気合いが入ります!)
材料は、既存する灯籠全てが白河石系の安山岩ですので《江持石》で造る事に決まりました。
加工は本来ならば《手加工で》と行きたい処ですが、今回は、時間と予算の都合でダイヤ工具にての機械加工
仕上げは#120程度の《水磨き仕上げ》になります。
早速山へ注文を入れましたが、冬季は採石が難しい、納期は遅くなります。
との事でした。
そして、
その《江持石》が昨日、ようやく入荷いたしました。
現在、他の仕事が入っておりますので
こちらの加工は週明けからの予定となります。
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御依頼頂いてから約一か月半、
途中、3月中旬の地震で被害を受けたお墓の修理等で多少予定がづれ込ましたが
何とか『桜の咲く頃に』との約束にまにあいました。
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昨日、注文していた材料が入荷しました。
今回の石種は、最近当ブログでもおなじみの
茨城県産名石の一つ『やさとみかげ』
同じく茨城県の名石である『真壁石』の中目石になりますが
加工がしやすく艶乗りも良い
風化しにくく艶持ちも良いとされています。
研磨加工の途中でも『やさとみかげ』の品の良さが感じられる
私お気に入り石材の一つです。
今年の年明けに造った『やさとみかげ』の五輪塔をお客様がご覧になられ、石目・サイズ共に気に入って頂き、
「この五輪塔に合わせて石碑もお願いします。」とご注文をいただきました。
地輪巾9寸 高さ1m20cm
私の好みの石材で、私の造った物が気に入られる。
嬉しい事です。
石塔・石碑の建立・開眼は桜の咲く頃、三月下旬から四月上旬と決まりました。
心を込めて造らせていただきます。
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高さ4尺6寸 (約1m40cm)
地輪巾1尺
《空・風輪》と供物台の雲竜が薄いのがちょっと残念ですが
実に見ごたえのある石塔が出来たと感じます。
来月の15日に今年最初の『やさとの会』が開催されます。
当日、雲竜五輪塔を会の皆さんに御披露させて頂きます。
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新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
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これまで仕事の合間に手がけてきた『やさと雲竜石五輪塔』
何とか年内に姿を完成する事が出来ました。
只今梵字刻みに入っている処です。
これまでは90゜で彫っておりましたが、今回は《突きノミ》にて60゜で彫っております。
60゜とはかなり深いですね。
一般的にはある程度カッターで切り込んでからノミで彫り込む様ですが、今の処私は、ノミで彫り込む感覚・コツなどをつかもうと始めからノミで彫り込む様にしております。
時間はかかりますが、仕上がった梵字は素晴らしい!
彫りが深いだけに文字が引き立ちます。
今年もあと数日、どこまで彫れるか
ぎりぎりまで作業を続けたいと思います。
]]>事業所側の都合で延期になっておりましたが
本日実施しました。
受験者は二名、
一人は時間内に課題を仕上げられましたがもう一人は未完成。
残念ながら失格となりました。
丁寧な加工をする子で、もっと適切な指導をしてあげられていたら良い結果が出せた事と思います。
そこで一つ
これは事業所さんにお願いしたい事ですが、道具の管理指導をしっかりとしていただきたい。
(もちろん管理指導を徹底されている事業所さんもある事と思います)
前回の随時3級試験の時もそうでしたが
どれだけ使った道具なのか刃先が丸まったままで、とても石を切る道具ではありませんでした。
その時は見るに見かねて予備の道具を研いで使わせました。
今回はほとんどの道具が新調された物で、購入時そのままの状態
これでは石が切れませんし当然良い作業は出来ません。
事前に当事業所さんからは適応な指導者がいないとの話しを聞いていましたので
一声いただければ私が指導に行きますよと言っておいたのですが・・・
・・・
もし、この投稿を見て頂いている石材関連の事業所さんで、《研修生が検定を受けるが指導者が居ない》と言う時は、最寄りの各都道府県の石工技能士会に問い合わせてみてください。
きっと相談にのってくれると思います。
]]>今年最後の『やさとの会』に参加してきました。
紅葉のピークは過ぎたようですが、すっかり秋化粧となった加波山。
とても気持ちの良い景色です。
今回の参加者は8名
先ずは参加者全員で、丁場とは一つとなりの峰に建つ《加波山神社》へ参拝。
供物を捧げ、石を採らせていただいている事への感謝、そしてその石を使わせて頂いている事への感謝、又、作業の安全を祈願します。
続いて丁場見学
秋晴れの見事な絶景です!
遠くには霞ケ浦も見えました。
一か月前とは丁場の状況もかなり変わります。
前回は赤線部分にあった岩盤が無くなっていました。
採掘方法には《発破》によりはぎ取る方法、《ジェットバーナー》により焼き切る方法などがありますが、現在は《ワイヤーソー》での切り出す方法が主流になっている様です。
石を切り出す《ワイヤーソー》です。
私はこの作業を未だ見た事がありませんが、岩盤にワイヤーを通す穴を縦・横、横・横それぞれに掘り、ダイヤチップの付いたワイヤーを穴に通して写真の機会でワイヤーを回転させて岩盤を切って行きます。
何よりも凄い!と思うのは穴彫り作業です。
ワイヤーを通すにはそれぞれの穴の先を合わせなければなりませんね、
「凄い技ですよね」
と職人さんに聞いた処
「いや〜普通にやれば簡単ですよ〜」
(「いや〜普通に」って・・・)
それでも縦穴については10mを超えると目印が見えにくくなり難しいそうです。
今回は山職人さんの技の凄さを教えられました。
これから寒さの厳しい季節になりますが、よほどの悪天候でなければ作業は続けるそうです。
どうぞ体調・ケガ、そして事故に気を付けて頑張ってください。
次回の会は来年2月15日に予定されています。
3カ月後、山がどの様な姿になっているか楽しみです。
ちなみに
山の職人さんも私が造っている五輪塔を気にされている様で
「五輪塔は出来たんですか?」
と聞かれましたので現在の写真をみていただきました。
はじめは(あんな石で五輪塔を?)と思われていたのかもしれませんが
「いいじゃないですか〜」と
会の皆様からも今後の完成に期待される言葉をいただきました。
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まずは《蓮華台》から加工
今回は《芝台》と《蓮華台》を一つ石にて造る事にしました。
蓮華部分の荒落し・墨出し
前回は《エアーノミ》を使用して蓮華・格狭間(宝篋印塔の)を加工しましたが、今回は全て手ノミで彫る事にこだわりました。
この《やさと雲竜石》は部分によって硬さが違うのでノミを打つ力加減に気を使います。
白目の濃い部分は硬く、中目部分は柔らかく打ちやすいのですが、雲竜の部分は《雲母》の集合部ですから非常にモロイです(;・∀・)
この手の加工は彫刻のセンスも問われる気がします。
私にセンスが無いのか? ただ経験が足りないだけなのか?
蓮華の型・線の不揃いな所もありますが
取りあえず蓮華が完成
続いて台の表面のノミ打ち、そして《格狭間》の加工に入ります。
額の底を掘り下げ
額の縁を切り込みます
最後に格狭間部分を彫り下げます。
(夢中になってしまい写真を撮り忘れてました)
《芝台・蓮華台》の完成です
今現在、《地輪》の加工に入っておりますが
まだ年内に済まさなければならない現場仕事もありますのでこちらの作業は一時中断です。
何とか年内に五輪塔本体だけでも形にしたいと思っているのですが・・・
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